「どうした?」
「ま、いっか。奇妙な話ばかりで考えるのも疲れてきた」
 ゆう子はシャワーを浴びに行った。普段、ゆう子は異常にシャワーが長いが、旅先ではどうだろうか。早く出てきてほしいと、友哉が利恵を見ながら溜め息をついた。
「すまん。騙していたわけじゃないよ。今は休業しているし」
「いいんだけど、全部教えてくれないと、これからの仕事も手伝いにくい」
「これで全部だと思うよ。君は銀行にある金のことも知っているし。奴らが未来人かどこかの科学者かは俺たちもよく分からないんだ」