「姉妹丼? なんなんだ」 うんざりした顔をした友哉に目を向けると、利恵が、 「なんか、懐かしい台詞で」 と呟いた。 「懐かしい?」 「わたし、小説家と付き合ったことも会ったこともない。だけど、友達とこんな話をしていた記憶がある感覚」