「ワルシャワで日本人の勇敢な奴にテロリストが殺害される事件があっただろ。それが俺なんじゃないかってあの刑事さんが疑ってるんだ」
「本当にその日にワルシャワにいたの?」
「うん。たまたまね。アウシュビッツの見学ツアー」
 友哉が歴史書などの読書家だと知っているからか利恵は大きく頷いて、疑惑を追及しなかった。