「バーに転送できるか」
 ゆう子の肩を叩くと、彼女は力なく頷いた。
「利恵、一緒に行けるか。疲れるのは俺だけで一緒に飛ぶ女は何事もない。松本涼子ともやったが、彼女は元気だ」
「あ、あのトイレか。だめだめ、お断りします。怖すぎる」
「そうだな。じゃあ、一回、見学していてくれ。ゆう子、それでいいか」
 ゆう子が頷いた次の瞬間、水がさっと蒸発するように友哉が消えて、利恵が「ひっ」と、声