利恵が笑顔で頷いた。友哉を見て、
「さっき、戻ってきたらシャツが汗で濡れてた。大変だね」
と言った。友哉は、「冷静さを欠いた。バーに電話するとか、タクシーにすればよかった」と、苦笑いをした。
 友哉は晴香の連絡先を知らなくて、もう晴香とは連絡が取れない。
「律子が最近、晴香の携帯の俺からの着信を拒否にしたんだ。携帯の電話番号を変えた時に、一応、律子と晴香には知らせたけど、いきなり繋がらなくなった。晴香の携帯は律子が管理している」