たり前だと思っていて、タイムパラドックスが起きていると知っている人間は、えー、なんでこんなことになるのって、びっくりする」
 利恵の言葉を聞いた友哉が、ゆう子を見た。
「な、なによ。わたしはなんにもしてません」
 犯罪を疑われた小芝居を見せるゆう子。手錠をかけられる仕草まで見せている。だが、友哉は少しも笑わない。