ゆう子と利恵が同時に部屋を見回した。
「違う。あいつは本当に未来人だ。このグラスが松本涼子。落としたのは未来人だ。未来人はダークレベルが分からない。松本涼子の事故がゆう子の記憶にないのは、もともと無かった事故だったんだ。しまった!」
 友哉が頭髪を掻き毟り、
「しまった。どうすればいいんだ」
とまた言った。