「女は何年見ていても分からないが、男は数分も話をすれば分かる」
と言った。
「女に媚びる男が使う、よくある女性崇拝な台詞を言わないでほしい」
 利恵が少し眉を潜めた。
「俺が愛している女のためにテロリストと戦う気がないと言ったら、彼は涙ぐんだんだ」
「え?」
 利恵とゆう子が顔を見合わせた。