「陽炎?」
「時々、死体が歩いてるように見える。寂しそうに下を見て歩いてる。なのに、テロリストを殺せるの? そつなく助ける? ちょっと笑っちゃったんだけど」
「ワルシャワのことは信じないと思うけど、最初に友哉さんが銀行に行った日に、利恵さんを応接室から出した後、警察官たちがゾロゾロ入ってきて、友哉さんを拘束しようとしたのよ。架空口座を作った疑いで」
「わたしがポルシェで待っている時? そうだったんだ」