ゆう子が苦笑すると、利恵もグラスのビールを口につけたまま、少し笑った。
「見舞いにこなかった元カノかもね」
 ゆう子がそう言う。見舞いに来なかった元カノは、友哉を追い詰めた得体の知れない女。ゆう子の一番の不安だ。
「それ、不倫相手? ちょっとだけ聞いたけどなんなの?」
「分かんない。なぞなぞ」
 ゆう子が話を濁すと、利恵が、