彼女をセックスのために抱きかかえるのはとても楽だった。
「まるで羽が生えているように軽いよ」
 よくあるセリフを使ったのだが、それを聞いたことがなかったのか、ゆう子は、
「やだな、作家さんは。嬉しいけど」
と、頬を朱に染めた。
「元カノとどっちが軽い?」
「元カノ」
「はっきり言った!」