「他の男と結婚とかしていればいいけど、友哉さんの活躍を知って戻ってきたらうちらはヤバいよ」
「一緒に心中なら、わたしもしたけど」
 利恵が珍しく屈託ない笑顔を作った。
「そうか。ヤバいのはわたしか。けっこう頑張っているけど」
 ゆう子が頭を掻いている。それほど深刻な様子ではない。それを見た利恵が、
「わたしたちいろいろ言ってるけど、あんまり危機感ないというか、実はただ、お喋りのネタにしてるだけじゃない?」