「トキさんが本当に未来人で、日本の君主なら天皇家はどうなったの?」
「え?」
 ゆう子が、まさに、狐につままれたような顔をした。
「ほら、なんにも考えてない。トキさんは自称君主なんでしょ。君主って意味、知ってる?」
 ゆう子が思わずAZで調べようとしている。
「うう、なんにも解答が出てこない。エラーが出る。ロックがかかっている」
『君主』については、電子辞書を見ているゆう子。
「教えられないってこと? 確か、千年後の世界には日本人が少ししかいないのよね」