「わかんない」
「晴香ちゃんの子孫が皇室に入る確率が1%だとして、わたしたちが未来の世界のその出来事に巻き込まれるのも1%だとするよね。二通りの1%に襲われることなんかないってことよ。だったら、単純にたったひとつの、つまり、友哉さんと晴香ちゃんがトキさんのご先祖様でただそれだけのことに巻き込まれたって方がまだ可能性はある」
「ふーん」
 ゆう子は首を傾げて、またワインを舐めるようにして口に少し含んだ。