「絶対君主制ね。良識的な男性がやれば国民から信頼される」
「めっちゃ、好青年でイケメンだった」
「いいなあ。わたしも会いたかった。で、ゆう子さん、このこと、疑問に思ってなかった?」
「なかった。バカです。友哉さんは利恵ちゃんにあげる」
 再び白いハンカチを振り回すゆう子に、利恵が爆笑した。
 利恵が徐に、友哉の小説の文庫を取り出した。