利恵の言葉に、なぜかゆう子が長く笑っている。やがて「友哉さんらしい」と言った。
「なんでも、誠意をもって謝る女はこの世にいないらしいから、恋愛の小説でその理想も書いたらしい」
「いないって断言するか。さすが、天才は違う」
「いないよ。無反省が女の恋愛の特徴でしょ。遅刻は当たり前だしね。男性が弱ったり、仕事を失敗すると、すぐに男を乗り換えていくんじゃん。わたしのお母さんもそうだった」
「そ、そうだね」