自分のことを言われたような気がした。元彼と友哉との間隔は二年弱あったが、その前は乗り換えてばかりだった。中にはそう、自分を友人と取り合った挙句、病的に弱くなった男もいた。元彼と友哉との間隔が空いたのも、セラピストに止められた力で、自分の意思ではなかったのだ。利恵は、かぶりを小さく振り、気を取り直して、
「謝罪の習慣はきっと絶版になった本の中か」