ゆう子が目を据わらせる。
「ごめんなさい。なんか、わたし、きっと悪女だね」
 利恵が首を少しだけ傾げたままAZを見ているが、ゆう子は構わずにお喋りを続ける。
「そうだよ。やっと分かってきたか。友哉さん本人もきちんと謝る。ワルシャワで大声を出した後、すごく謝罪してきた」
「どんなエッチをしてきたのよ」
「違うって、テロリストと戦った後に興奮して怒鳴ったの。ぶっ殺してやるとか。彼が本気で怒ったのはまだあの時だけ。わたしのお喋りに怒らない」