利恵はビールを飲むのを忘れてしまうほど呆れていて、温くなったビールをキッチンで捨ててきて、また冷たいビールを自分でグラスに注いだ。
「わたしには怯えてなくて、そんなセックス毎回だよ。だからそんなに鬱ではないと思う。楽しそうよ」
 気を取り直すように、強い口調で教えた。
「え?」
「え、じゃないって。彼がサドなのは明白でしょ。さっきも言ったけど、出会った時から激しいもん。命令されるよ、よくあるプレイばかりだけど、ミニスカートでノーパンで買い物に行けとか」
「え?」