「もてるの?」
「女優さんが惚れてる」
 利恵がゆう子をちょんと指差した。
「もてない男の人の方がストレスだよ。わたしの話、聞いてなかった? 女の下男になるじゃん。友哉さんのあの余裕綽綽の態度。高い山の頂上から、女を見ていてそれでいて、足を滑らせると助けに駆け降りてきてくれる」
「そつなく」
 利恵が小さく笑うと、