「分からない。ちょっと友哉さんに聞いてあげる。なんで利恵ちゃんには使わないのか」
 ゆう子は利恵の返事を待たずに、AZの画面で、友哉の位置を見た。
lineどうしよう。使わなくても感じすぎるからって言われたら。
 利恵は背筋に冷や汗をかいていた。これから判決が下されるような気分だ。
「あ、横浜の自宅にいる。友哉さん、横浜の友哉さん」
 すぐに友哉が応答したようで、
「今からホテルに帰る」