「やめないのか!」
 利恵はあきたれ顔で、しかし快活に笑ってみせた。異常性愛と言ったが、それくらいやっている女はたくさんいる。知らない男の精子を飲んでいる女たちに比べたら、好きな男性の精子を残しておくのは愛かも知れないとも、利恵は思った。
lineそう、異常だったのはわたしのほう。わたしの体は好きでもない男たちの血で出来ている。だけど、それを認めてくれる彼氏が現われたら、もっと楽しいのかも知れない。その男は、佐々木友哉か。未来の世界の英雄かも知れない男性がこんな女を?
「寒い」