通信が切れた。ゆう子が床の上にあったメモ帳に何やら走り書きをして利恵に見せた。
『ぼーぜん。わたしをモルモット』
と書いてあった。
「口で言えば?」
「わたしをモルモットにしている最中で、上手くいってるから、利恵ちゃんにもやったって」
「そんなこと言ったの? ひどい男だね!」
 利恵も声を上げた。
「わたしも妊娠しないようにしていたんだ。別に体に異変はないよ」