「はい。ごもっともです」
 ゆう子が殊勝に頭を下げたら、利恵はビールを一気に飲み干し、
「で、本当にわたしたちの前にずっと彼女はいなかったの?」
と訊いた。一応、ゆう子も数に入っている。
「最低三年は女の子と旅行とかしてないよ」
「最後がどこかの温泉の話ね。そうか。わたしと会うまで、お互い一人だったのね。やっぱり運命」
 険が出ていた目元を緩める利恵。
「利恵ちゃん、美人だけど運命って顔じゃないよ」