「確かに一分一秒でも傍にいたいと思うよね。まあ、友哉さんも、彼女の電話番号を知らないってマジ切れしてたか。納得した。ちょっと、ゆう子さん、わたしの後ろに隠れて」
 利恵が、ゆう子の前に立った。友哉と晴香に、新聞記者の男たちが近寄って行ったのだ。
 ロスのバーの爆発事件は、人質が日本人だったため日本でも大きなニュースになっていて、佐々木友哉の名前はばれていた。すでに全国区である。
「先にタクシー乗り場に行ってろって」