「よかった。スマホ、爆発で調子悪いから、友哉さんの連絡先が分からなくなってて」
「え? それくらい聞けばいいじゃない」
 利恵は頷いただけで何も言わなかった。そして、
「わたし、電車で帰るね。買い物もしたいし」
と言って、ゆう子の返事を待たずに歩き出した。
 友哉と晴香が、こちらに向かってきた。利恵は深呼吸をしながら、彼を見ていた。