「は、はい。うん、お金もないから早く見つけて。あ、自分で出会い系で見つけてきたらいいのか」
「なんの話? あの、利恵さん、ロスでは先輩を助けてくれて、ありがとう」
 晴香がとても嬉しそうに、頭を下げた。
「助けたのはお父さんよ。じゃ、友哉さん、わたしはここで」
 娘が横にいたのでは、話し合いもできない。利恵は運がないと思い、観念して空港内の雑踏に向かっていった。