「わかった! お金が目当てじゃないけど、あの一億円はもらって、もうお金はもらわないで、だけど使っちゃったらまたもらって、でも友哉さんをちゃんと愛す。ゆう子さんにもなるべく嫉妬しない」
 なんの媚びもない正直な言葉だった。利恵の顔はキラキラ輝いていた。
「なにを言ってるんだか、さっぱりわからない」
 友哉が目を細めて言う。利恵は友哉の耳元に唇を寄せて、
「嘘じゃなかった。あなたはdots