二人の前を友哉と晴香が恋人同士のように腕を組んで歩いている。
「あの光景、見たことがある」
 ゆう子がサングラスをかけながら言った。
「夢の映像の中にあるの?」
「うん。温泉やスカイツリーで。お姉さんとも一緒が多いから、ああして晴香ちゃんだけなのは珍しいけどね。友哉さんのとっても優しい笑顔をわたしは知ってる。わたしたちに使うようなクールな口調もなかった。彼、変わったんだ。よくないほうに」