「先生、本当に面白い男性ですね。わたしの誕生日は来年の一月二十日」
「その日で二十八歳。間もなく三十路」
「面白いですねえ。殴りますよ」
「君と俺が付き合うとして、まさにそんな機械的な恋愛でいいのか」
「もちろん、データを見るのは最初だけですよ。わたし、そんなに恋愛経験はないから、普通にマニュアル本として使おうと思っているし」
 友哉がじっとゆう子の目を見た。
「本当にそんなにないですよ。写真週刊誌がうるさいし、若いうちから仕事に熱中してきたから」