だが、パニック障害になってからそんな男に嫌気がさしていた。深夜に発作で飛び起きても、そんな男たちは心配して起きてくれなかった。体調が悪い時でも、わたしの世話はしてくれなかった。部屋を片付けるのも体調が悪い自分だった。
line清潔感があり、自分に厳しく、セックスの後でも女に優しい男の人はいないか。いや、ここにいた。鼻を触ったり、爪を噛む以外は完璧だ。その癖も些細なものだ。あとは、娘の前でのあのだらしない格好を、わたしに慣れた将来、見せなければいいだけだ。
 ゆう子はまた瞼を少しだけ持ち上げ、彼の横顔を見た。