ゆう子にしてみれば、洋服は悪目立ちしてもいいが、代わりにメガネや下着は地味でいてほしかった。メガネの縁もピンクや黄色だったら、すぐに裸になるコメディアンやオネエ系のタレントを連想するのだ。もし、レザーの鞄に入っている下着が、なんのポップな絵柄もない地味な黒や紺、茶色だったら、佐々木友哉はゆう子の完璧な夢になる。
 ゆう子は、テーブルの上にある彼のサングラスをまた見た。