彼がわたしが着るブランド物の洋服を嫌がるのは、わたしがなんら自信のない女だったからなんだ、とゆう子は分かった。
 利恵は、『俺が辛い時だけ』と譲歩した友哉の優しさに触れた。
「男の本性を知りたいと言ったり、それを語らせたりして、女はその時は満足するが、半年もしたらいなくなる。それを語らない誠実そうな男のところに行って、またその誠実な男に本心を語らせて、最初は自分のモノになったと独占欲を剥き出しにしてうっとりしているが、次第に苦痛になってきて、また別の誠実な男に乗り換える」