「赤い光線で、ふ、服にだけ穴が開いてる」
 利恵はハンガーが壊れていないのを見て、その射撃の芸当に驚きを隠せないでいる。そして、
「佐々木友哉だって自分を誇示した。そんな男、いるの?」と言った。
「大作家じゃないもんね。結局、未来の世界の偉い人なのか」
「わたしたちの時間の数秒間に、行ったり来たりしてるのかも」