と言った。友哉が首を傾げると、
「タイムカードを押しても、押されてなくてさ」
と言う。「公安にタイムカードがあるのか」と、友哉は笑った。
「桜井さんいたの? とか、よく聞かれるし、なんか違和感が俺にも周りにもあるんだ」
「あー、あんた、歴史上死んでいる人間だから、存在してないのかも知れないな」
 友哉が思わず手を叩いた。他人事のように笑っている。