「靴下なら、わたしがいっぱい持ってますよ」
 涼子が自分の鞄を見た。
「夏も冷房で足が冷えるじゃないですか。わたし、三足、千円の安い靴下がいつも鞄に入ってます」
「だから? オチは?」
 涼子の話がつまらなかったのか、咎めるように言う。
「え? オチ? オ、オチはないです」