「謙虚すぎるよ。大丈夫か。じゃあ、先にそっちに行く。もう首都高の新宿線だから」
「先に利恵ちゃんで、後がわたしがいいんだけど」
「それは優位を確信した正妻の姿勢だ」
「あ、そうなるのか。じゃあ、今日はわたしが先でいいよ」
 車は深夜の西新宿に入った。ゆう子のマンションはもう見えていた。

 ゆう子と利恵は一緒に原宿、渋谷、青山、銀座の順で買い物をしていた。