「上の娘が、学校からの帰りに、友哉さんと手を繋ぎながら結婚したいとか好きだとか言っていて、友哉さんは大人になったらしてやるよって答えていてね。とても嬉しそうなんだ。あんな笑顔はわたしは見たことがなくて、奥さんとはほとんどケンカばかりだから、余計に笑顔が輝いて見えた」
「娘が宝物なのは、晴香ちゃんとの接し方を見ていたら分かるし、父親は皆そうでしょ」
 利恵は、ゆう子が何を言いたのかわからず、ようやくビールを口に運んだ。そして、