「傷つかないらしい。ひと時のショックはあっても傷はつかないらしい、そんなの風邪と一緒らしい。傷ついたら、この場合、涼子ちゃんを攻撃した意味になるから、傷ついてないって言うと思う。実際はボロボロだけどね。桜井さんとずっと飲んでるから」
「ゆう子さん、もういい。わたし、自分が甘えたで死にたくなってきた」
 利恵が頭を左右に振ると、涙が飛び散った。