「どうでもいいんだよ。俺の命なんか!」
「な、なに言ってんの?」
「絶望の数だけ命は不用になっていく。それ以上の絶望には人は耐えられない。その不用な命は絶望していない人の寿命を延ばすために俺は使う。おまえは人生で何回、絶望した?」
「えdots。に、二回かな」
「一回は母親のことか。もう一回は何か分からないが、三年後に死ぬのが決まっている女の顏には見えない。つまり、まだ希望がある。その希望に俺の命を使う。どうだ。いい取引だ」