「愛したのは律子さんと涼子ちゃんなのね」
「律子dots涼子? 俺たち、どんな付き合いだったのかな」
 友哉が首を少し傾げた。真顔だった。ゆう子は何か嫌な予感がして、
「友哉さん、成田でした時間の話、覚えてる?」
と訊いてみた。
「時間? また妻に会いたい、の中に書いたよ。きっと、あの世には時間がないから」
 小説のタイトルを口にした。