「ほーら、自分を棄てた母親を憎まない態度が、わたしたちのような悪女を嫌わないって本質がある証拠よ。女が反省さえすればね。ゆう子さんなんか親子で無反省よ。さすがの友哉さんもゆう子さんのお母さんとは気が合わないな」
「利恵ちゃん、わたしは涼子ちゃんのこの問題と関係ないから」
 ゆう子がキッチンから出ていった。うんざりしている。
「恋人の利恵さんをオーラがないとか言うのに?」
「ああ、めんどくさい!」