「大丈夫だ。食事も摂れるし、たまに笑っている」
「よかった。休みが取れたら帰るね。ところでお父さんに聞きたいことがあるんだけど、わたし、晴香のお父さんと温泉に行ったことが何回かあるよね。なんで、年頃の娘が、友達のお父さんと温泉に行ったの?」
「はあ? なに言ってんだ、おまえ」
 朴訥な父親が素っ頓狂な声を出したから、涼子は目を丸めた。