「また俺を怒らせたいのか」
「え? いいえ。ちょ、ちょっと確認」
 思わず背筋を伸ばし、その背が震えてしまった。
「おまえにアイドルの仕事を続けさせているのはなぜかわかっているか」
「え? お、お金を入れるため?」
「俺はそんなに落ちぶれた父親か」
「す、すみません」
 また背筋を伸ばしてしまう。