「泣き喚いていた? ラブラブ?」
「勘弁してくれよ。結婚する約束だっただろうに。転落の後遺症があるのか。もう一度、病院に行け」
「そ、それはさっき晴香にも言われたから」
 涼子は呆然としていた。すると、父が、
「佐々木先生が死にかけても見舞いに行かなかった。所詮、子供の恋愛はそんなものか。自分の娘だが、俺はがっかりだぞ」
「え?」