「涼子ちゃんにあっさり取られるよ。魔が差した浮気を自覚されたら、もう向こうは完璧。スニーカーにしか興味がない清貧な美少女なの、あの子は。わたしなんか、これまでは金、金、金なの」
と、言った。言葉はとても俗っぽいが、その声は真剣だった。
「それに友哉さん、この仕事が終わったらさっさと南の島でゆっくり暮らすって言ってたから涼子ちゃんとどっかに消えちゃうかも」