「寝室に涼子がいる気配くらいわかる。腐っても俺は佐々木友哉だ」
「さすがです、友哉様。えっとね、なんか鬱っぽくて、自傷の前科があるから寝かせているの」
「わかった。治してくる」
「え?」
 友哉が、素早く寝室に行ってしまい、二人は止めることもできなかった。
 見ると、パジャマで雑に寝ている涼子の頭を撫でている。寝室の扉を閉めていなくて、二人はその様子を見ていた。友哉のリングが緑色にゆっくり点滅している。