「いつの間に恋人、作ってんだ!」
 大きな声を出した涼子を、なんと友哉は玄関の外に放り出した。
「すごーい。昔のお父さんみたい」
 ゆう子が感心して手を叩いた。
「あいつとは昔からこんな感じだ。しかも、いつの間にとか言ってるよ。別れてから四年以上だ」
 ところが父親のような威厳に効果がなかったのか、涼子はさかんにドアを叩いた。