と相馬が言った。
「あ、いいですよ。またデートしてくれますよね」
「涼子ちゃんの鞄、靴下がいっぱいだね。笑ったよ」
「え? あ、冷え性なんだ」
「そうか。連絡するよ」
 相馬翔はそれだけを言うと、部屋から出ていった。
 涼子は、キスをしてほしかったと思ったが、それほど深くは考えずにメイクを続けた。