寝室にはゆう子だけが残って、利恵が涼子をリビングに引いていった。
「あなたが友哉さんを好きだったって気持ちは、クスリを与えられた感情で、もう忘れてくれないかな。媚薬みたいなクスリよ」
 ソファに腰を下ろした利恵が、疲れた面持ちのまま言う。
「クスリ? それを飲まされたのはいつですか」